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【 Beta Montecarlo Turbo について 】
1974年、アバルトとピニンファリーナの手によって開発されたレースカーSE030が、ジロ・デ・イタリアで2位に入るなど活躍を見せました。このSE030のレースにおけるエンジンテストとボディデザインをフィードバックした市販スポーツカーとして、1975年のジュネーブ・モーターショーにおいてフィアットからランチア・ブランドを付加されて発表されたのがベータ・モンテカルロです。
その頃のランチアは、フィアットのレース部門との統廃合が行われ、フィアットの意向によりワークスレースにはストラトスから、このSE030を元としたベータ・モンテカルロをメインに据えることが決定されました。そしてニューマシンの開発が進められ、ベータ・モンテカルロのセンターモノコックを利用しフロントとリアをチューブラーフレームで新造、アバルトの手によりターボチャージャーが搭載されたGr.5マシン、それが”ベータ・モンテカルロ・ターボ”です。
1979年にレースデビューしたベータ・モンテカルロ・ターボは、翌80年にはスポーツカー世界選手権にフル参戦、アンダー 2,000ccクラスで80、81年と2年連続メイクスタイトルを獲得する活躍を見せます。スポーツカー世界選手権以外にもジロ・デ・イタリアに参戦し、79年は1-2位でゴール後規定違反で失格になりましたが、翌80年には再び1-2フィニッシュを果たし雪辱を晴らす勝利を挙げました。
その後1982年に耐久レースの規格がGr.Cに移行し、ベータ・モンテカルロ・ターボの選手権での活躍は見られなくなりましたが、この車のモノコック構造、ボディデザイン等が後のGr.Bマシン、Rally 037へと引き継がれていくことになるのです。
【キット概要 】
■ホワイトメタル、ウレタン樹脂、金属挽き物、エッチングパーツ、ゴムタイヤ、デカール、各種コード類を使用したマルチ・マテリアル・キット。
■センターロック、ホイールシャフト、ライトリムはアルミ挽き物製。
■フロントカウルは着脱が可能で、リアカウルは開閉でき、完成後も内部構造を見ることができます。またドアの開閉と共に、サイドウインドウを開閉することができます。
【 バリエーション 】
K667●Ver.A : 1979 Giro d’Italia #576 G.Villeneuve / W.Röhrl / C.Geistdörfer
・ジル・ヴィルヌーヴとヴァルター・ロールというコンビで出場した1979年ジロ・デ・イタリア、576号車をモデル化。80年以降のタイプとは異なるショートボディ、リアフレーム等を再現しました。サーキット/スリックタイヤ仕様。
※デカール画像は3バリエーション
となっておりすべては付属いたしませんmmm