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【Ferrari 312T2 ’77について 】
フェラーリチームにおいて1970年から75年にかけてグランプリで活躍した312Bシリーズに替わり、新たに開発されたマシンが312Tでした。312Tは312Bシリーズに引き続き水平対向12気筒エンジンを搭載、横置きギアボックスやアルミセミモノコック構造を採用するなどの改良が施され、1975年のチャンピオンに輝きました。76年にはレギュレーションの変更と空力性能向上の為、インダクションポッドを廃止しフロントに大型NACAダクトを設けた改良型、312T2が登場しました。この年のT2はN.ラウダのドイツGPでの大事故や、同じくラウダの日本GPでの自主リタイヤなどが響き、ドライバーズチャンピオンこそライバルのJ.ハントに僅差で敗れましたが、コンストラクターズのタイトルは獲得しました。
そして迎えた77年シーズン、さらなる改良と安定性を獲得したマシンとしてサーキットに現れたのが312T2 1977年型です。312T2’77はサイドカウルの形状を何度か変更しながらシーズンを戦い、3勝を挙げたN.ラウダがチャンピオンに輝きました。また312T2’77は、コンストラクターズのタイトルを決めた後チームを去ったラウダに替わりG.ヴィルヌーヴがドライヴし、最終2戦を戦ったことも大きなトピックとなっています。
【キット概要 】
■ホワイトメタル、ウレタン樹脂、金属挽き物、エッチングパーツ、バキューム、ゴムタイヤ、シルクスクリーンデカール、各種コード類を使用したマルチ・マテリアル・キット。
■ホイールリム・エンジンファンネル・ホイールシャフト/ロックナット・マフラーエンド・テールランプ台座各パーツは金属挽き物製で質感高く再現できます。
■ボディカウル・ノーズは脱着が可能で、完成後も内部構造を見ることができます。
【 バリエーション 】
K685●Ver.A : 1977 Rd.3 South African GP / Rd.4 U.S.West GP #11 N.Lauda / #12 C.Reutemann
・1977年シーズンの3戦目、77年型312T2の実質的デビューレースでN.ラウダが優勝した南アフリカGPと、同じくラウダが2位に入った第4戦U.S.West GP仕様をモデル化しました。
・中期・後期型とはサイドカウルやミラーの形状が異なる初期型仕様を再現。