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【 Delta S4について 】
グループBレギュレーションのWRCをミッドシップMRマシンである037で戦っていたランチアチームは、プジョーやアウディといった4WD勢に対し劣勢を強いられ、新マシンの開発を急ぎます。
1985年シーズン最終戦にようやく姿を現したニューマシン”Delta S4″は、スーパーチャージャー+ターボチャージャーという二つの過給機を持つ1,759cc直列4気筒DOHCエンジンを搭載したミッドシップ・フルタイム4WDカーでした。
Delta S4は1985年最終戦RACラリーにおいて、H.トイボネンとM.アレンが1-2フィニッシュを飾り、衝撃的なデビューを果たします。
そして迎えた1986年シーズン、S4を擁したランチアチームは開幕戦モンテカルロでトイボネンが優勝という最高のスタートを切ります。
しかし1886年5月2日、第5戦ツール・ド・コルスSS18において、トップを走っていたトイボネンはコースアウトし崖から転落、マシンは炎上、コ・ドライバーのS.クレストと共に帰らぬ人となってしまいます。
この事故を契機に、強力なパワーを持つグループBマシンは危険であるとの理由で1986年シーズンをもってグループBによるWRCは終了し、1987年からはグループAのラリーマシンでWRCが行われることとなったのです。
【キット概要 】
■レジン、ホワイトメタル、エッチング、アルミ挽き物、シルク印刷デカール、ゴム等を使用したマルチマテリアルキット。
■フロントカウル、リアカウル、ボンネットが別パーツになっているので完成後も取り外し可能。
【 バリエーション 】
K544 Ver.A :1986 WRC Rd.1 Rally Monte Carlo #7 Toivonen/Cresto
・1986年開幕レース、トイボネンが優勝を飾ったモンテカルロ仕様をモデル化。
・Ver.Bとは異なる形状のリアウイングを再現。
・スリックタイヤと低い車高のサスペンションを持つターマック仕様。
・ナイトレース用のライトポッドが付属。