【2023年11月現在メーカー品切れ中】
【 C9 LM’89について 】
1970年代から耐久レースで活動していたペーター・ザウバー率いるザウバー・チームは、77年からル・マン24時間レースにも参戦、途中F3レースに移行した時期もありましたが、80年代に入っても世界耐久選手権でレース活動を続けていました。そして1985年、ニューマシン・ザウバーC8の開発にあたり、1955年のル・マンでの大事故以来モータースポーツから遠ざかっていたメルセデス・ベンツからエンジンの供給を受け、それまでのBMWからエンジンをスイッチすることとなりました。メルセデス製エンジンは、V型8気筒ツインターボ・エンジンで、市販車エンジンをベースにチューンされたものでした。C8は85年から86年にかけて各耐久レースに参戦、そして87年シーズンには、C8の改良進化型、C9が投入されました。
1988年からはメルセデスが本格的にレース活動に乗り出し、89年シーズンには、C9はそれまでのスポンサーカラーからドイツのカラーであるシルバーカラーを纏ってサーキットに姿を現しました。C9はカーボンモノコックが主流になりつつある時代においてアルミモノコックのシャシーでしたが、高い信頼性を武器に勝利を重ねていきました。そして89年ル・マンでは、ライバルのジャガーやポルシェ、マツダらを抑え、チームにとって初、メルセデスにとっては37年ぶりのル・マン制覇を成し遂げました。
【キット概要 】
■1989年ル・マン総合優勝車、C9の63番車( J.Mass/ M.Reuter / S.Dickens )をモデル化しました。
■ホワイトメタル、ウレタン樹脂、金属挽き物、エッチングパーツ、ゴムタイヤ、デカール、各種コード類を使用したマルチ・マテリアル・キット。
■ホイール、ヘッドライトライトリムはアルミ挽き物製。ホイールはブラックアルマイト仕上げ。
■フロント/リアカウルは着脱可能、ドアも開閉可能で完成後も内部構造を見ることができます。
■ゴム製タイヤはメーカーロゴ印刷済み。