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【 750 Imola Racer 1972 について 】
1960年代末頃からDucatiはアメリカ市場を睨み大排気量/2気筒エンジンの開発を開始、Ducatiエンジンの代名詞とも言えるデスモドロミック機構エンジンによるマシンを開発していたファビオ・タリオーニの設計による、L型(90度V型2気筒)エンジンを1970年のミラノショーにて発表します。1971年にはこのL型エンジンの500ccレーサーをグランプリに投入しますが、MVアグスタに乗るG.アゴスチーニといった強豪に阻まれ 勝利は飾れませんでした。
しかしDucatiは500ccレーサーと同時に開発が進行していたL型エンジンの750ccレーサーを、アゴスチーニを始めとした世界の強豪達が参戦するイモラ200マイルレースに投入することを決めます。そして1972年に初開催されたこのイモラ200マイルレースにおいて、この750レーサーは多くのライバル達を破り見事1-2フィニッシュで優勝を飾ります。この優勝はDucatiにとって初めてのビッグレースにおける勝利となり、記念す べきものとなりました。優勝を飾った ポール・スマートと2位のブルーノ・スパッジアーリはイモラからDucati本社のあるボローニャに帰還すると、広場を埋め尽くす群衆に熱狂的に迎えられ、この勝利がいかに多くの人々の心を捉えたかを物語っています。また、1974年にはこの勝利を記念して、イモラレプリカの750SSがDucatiより一般販売されることになります。
【キット概要 】
■1972年に初開催されたイモラ200マイルレースにおいて優勝を飾ったDucati初の750ccLツインレーサーを1/9スケールでモデル化しました。
■優勝を飾った#16 ポール・スマート車と、2位に入ったファクトリーライダーの#9 ブルーノ・スパッジアーリ車の仕様を選択できます。
■ホワイトメタル、ウレタン樹脂、金属挽き物、エッチングパーツ、ゴムタイヤ、デカール、各種コード類を使用したマルチ・マテリアル・キット。
■ホイールリム、フロントサス、エンジンファンネルはアルミ挽き物製。タンクはFRPカラーの半透明レジン、シートやグリップ、タイヤはゴム製で質感高く再現されています。
■チェーンはエッチングとメタルパーツを使用した組み立て可動式。
■ホイールは、メタルリムにステンレススポーク、ニップルを組み合わせる構成でリアルに再現。
●K743 – 1/9scale Fulldetail Kit : 750 Imola Racer 1972
1972 Imola 200 mile Winner #16 Paul Smart / 2nd #9 Bruno Spaggiari