【2023年11月現在 メーカー在庫切れ中】
■”K744- 1/12scale Fulldetail Kit : 312B [1970] ”キットと同時でのご注文の場合のみ購入できる品番P1160リベット(60セット限定)が付属での販売。
■ボディに取り付けることでディテールアップできるリベットパーツ
約900本入り(およそ1/12scale 312Bのボディ1台分)、ホワイトメタル製。
【 312B [1970] について 】
1966年から69年にかけて60度V12エンジン搭載の312F1でグランプリを戦ってきたフェラーリチームは、低迷したチーム状況を打開すべく、マウロ・フォルギエリら技術陣の手による新型エンジンを開発します。新しいエンジンは水平対向12気筒(正確には180度V12)となり、サイズや重量面、重心といった面で60度エンジンからの性能向上が図られました。
このエンジンを初めて搭載して1970年のグランプリを戦ったマシン、それが312Bです。
シャシーは鋼管チューブラーフレームにアルミボディをリベット留めする伝統的なスタイルでしたが、312F1からの確かな性能向上が見られました。70年開幕から登場した312Bは、速さを見せるものの信頼性を欠きリタイヤするレースが続きましたが、後半戦ではその弱点も克服、第8戦ドイツでJ.イクスが2位に入ったのを皮切りに、次戦オーストリアではイクスとレガツォーニで1-2フィニッシュ、続くイタリアではレガツォーニが自身初優勝を飾り、第11戦カナダ、最終戦メキシコでも1-2フィニッシュを決める好成績を収めました。
このシーズンはロータスに乗るポイントリーダー、J.リントがモンツァでのイタリアGP予選中に事故死、彼の死後ポイントで上回るドライバーが現れず、リントがチャンピオン、ロータスがコンストラクターズのタイトルを獲得しました。それでも312Bの後半戦の巻き返しにより、フェラーリはコンストラクターズで2位、J.イクスはドライバーズで5ポイント差の2位に入る活躍を見せました。
この後、フェラーリF1のシャシーは変化と進化を繰り返していきましたが、1970年から採用されたこのボクサーエンジンは、312B2~B3、312Tシリーズと継続して搭載され、多くの栄光をフェラーリにもたらすことになるのです。
【 キット概要 】
■レジンパーツ、ホワイトメタル、エッチングパーツ、シルクスクリーン印刷デカール、ゴムタイヤ、コード等をふんだんに使用したマルチマテリアルキット。
■312Bが優勝した1970年オーストリア、イタリア、カナダ各GP仕様を選択できます。グランプリやドライバーで異なるフロント・リアウイング、ウインドシールドも再現しました。
■ホイールリム、エンジンファンネル、マフラーエンド、シフトノブはアルミ挽き物製で質感ある仕上がりを楽しめます。
■特徴ある赤いシートは、模様が印刷済みのゴムパーツで再現。タイヤはメーカーロゴ印刷済み。
■アッパーカウルとノーズは完成後も脱着が可能です。