【2023年11月現在 メーカー在庫切れ中】
[ F1-89 (640)について -About the F1-89 (640)- ]
1987年から88年にかけてのグランプリをV6ターボエンジン搭載のF187(/88C)で戦ったフェラーリは、J.バーナードの手により開発を進めていた革新的機構を持つニューマシン、639を88年シーズン半ばに遅れて完成させたものの、フェラーリ総帥エンツォ・フェラーリの死去という出来事も重なり、実戦投入はされず、さらなる改良を加えたマシン、F1-89(640)が1989年シーズンにデビューすることとなりました。
F1-89は、セミオートマチックトランスミッション搭載というF1では初の機構を採用し、V6ターボに替わり自然吸気V12エンジンを搭載、トーションバースプリングのフロントサスによるスマートなノーズデザイン、コークボトルラインと呼ばれる特徴的な形状のボディラインを持ったマシンとしてサーキットに姿を現しました。
89年開幕戦ブラジルではこの年移籍してきたN.マンセルが優勝を飾る幸先のよいスタートを切りましたが、その後シーズンを通して主にセミATのトラブルによるリタイヤが続き、苦戦を強いられました。それでもF1-89は、A.プロストとA.セナを擁するマクラーレン・ホンダやウィリアムズ・ルノーといったライバル勢に対し、シーズン3勝を挙げる活躍を見せたのでした。
[ キット概要 -Kit Details- ]
■ホワイトメタル、アルミ挽物、エッチングパーツ、ゴムタイヤ、シルクスクリーン印刷デカール等を使用したマルチ・マテリアル・キット。
■ホイールリムはアルミ挽き物製。
■ゴムタイヤはメーカーロゴ印刷済み。
■ボディカウルは着脱可能で、完成後も内部構造を見ることができます。
[ バリエーション -Variations- ]
K783 - Ver.A : Early Type
1989 Rd.1 Brazilian GP Winner #27 N.Mansell / #28 G.Berger
・フェラーリ移籍後初戦となったN.マンセルが優勝を飾った1989年開幕戦ブラジルGP仕様をキット化しました。
・エンジンカウルが低く設計された初期型タイプ。
・Ver.B/Cとは異なるフラップのフロントウイングも再現。
[ 2021年5月発売 / May 2021 Released ]