【2023年12月22日 再入荷商品】
[ 312T4 について -About the 312T4- ]
■1978年、サーキットに登場するや空力的優位性で各グランプリを席巻しチャンピオンを獲得したLOTUS79に対し、フェラーリのチーフエンジニア、マウロ・フォルギエリは自チームのマシンにもグランドエフェクトを採用したマシンが必要だと痛感しました。
迎えた1979年、水平対向12気筒エンジンを搭載するフェラーリにグランドエフェクトは不向きだという周囲の声を覆すごとく、フォルギエリは水平対向12気筒搭載、フェラーリ初のグランドエフェクトカー、312T4を誕生させました。
312T4は南アフリカGPでデビューし、決勝でジル・ヴィルヌーヴ、ジョディ・シェクターが1位-2位に入り、1954年メルセデスW196のファンジオ-クリンク以来のデビューマシンでの1-2フィニッシュを飾る快挙を成し遂げたのでした。このシーズン、ヴィルヌーヴとシェクターが3勝ずつ計6勝を挙げ、フェラーリがコンストラクターズの、シェクターがドライバーズのチャンピオンを獲得したのでした。その後フェラーリがダブルタイトルを勝ち取るのは2000年(M.シューマッハ)まで21年の歳月を費やすことになり、この79年312T4の活躍はフェラーリにとって歴史に残る重要なものになったのでした。
[ キット概要 -Kit Details- ]
■MFH新機軸キットの登場です。ホワイトメタル・エッチング・金属挽き物等これまで弊社が培ってきたマルチ・マテリアルに、新たにプラスチック・パーツをその構成に加えた”Hybrid Injection Kit”を開発いたしました。
■312T、312T2と共に1970年代フェラーリの黄金時代を象徴するマシンである312T4を、新開発のHybrid Injection Kitとしてフルディテールモデル化しました。
■シェクターが勝利を飾ったRd.6ベルギーGP仕様に加え、スペイン/ドイツ/オーストリア各GP仕様を立体化。
■ボディカウル他外装パーツはプラインジェクションパーツ、エンジンをはじめとした主要パーツはホワイトメタル製。
■モノコックは実車の素材感をリアルに再現できるアルミ製ダイキャストパーツ。塗装を施さなくても磨くことで金属感を楽しめます。
■ファンネル・エキゾーストエンド・ホイールはアルミ挽き物製。ホイールリムのセーフティーボルトも挽き物ホイールにメタルパーツを挿す構造でリアルに再現。
■ファンネル用金属メッシュ、マフラー留めスプリング、各種コード・パイプ類、シートベルト等も各種素材パーツで付属。
■ボディカウル、サイドポンツーンは脱着式で、フェラーリ水平対向12気筒エンジンをはじめとした内部構造を見ることができます。さらにボディカウルはマグネットを使用することにより簡単に取り外しができます。
■グランドエフェクトカーのメカニカルな特徴のひとつであるサイドスカートはエッチングによる可動式。
■ウインドシールドは淡い透明ブルーカラー素材によるバキュームパーツ。
●IK001 - 1/20scale Hybrid Injection Kit : 312T4 [1979 Belgian GP]
[ 2023年11月価格改定 ]